2025年――SALTIGAは生まれ変わった。
その中核となるテクノロジーがパワードライブデザイン。世界中の大型魚と安心して渡り合える高い信頼性を追求した次世代大型スピニングリールの設計思想。SALTIGAに課せられた使命を全うするための新たなテクノロジー。いわば、SALTIGAのアイデンティティ。
このパワードライブデザインは、ボディユニット[パワードライブエンジン]と、ローターユニット[パワードライブローター]の2つのテクノロジーユニットからなる。
[パワードライブエンジン]を構成するのは、大口径化された [オーバーサイズドパワーデジギア]と、ボールベアリング方式を採用した[ローラーパワーオシレーション]の2つのテクノロジー。これらが強さに振り切って大型化された「フルメタル(AL)モノコックボディ」に格納されることで、初動から軽く、より高効率で力強い巻き上げ力を発揮する。
その[パワードライブエンジン]を土台に、フロントユニットを構成するのが 金属素材(AL)の[パワードライブローター]。合理的な球体形状で、低イナーシャを維持したまま、さらなる剛性のアップを実現。このローターに搭載される [クランクパワーベール]と[タフラインローラーシステム]との相乗効果により、的確なラインの送り出しと、スムーズな巻き取り動作への移行が可能となった。
設計思想というリールの根幹を見直すなかで、ドラグ機構も一新した。14000番まではカーボンと金属の計14枚のワッシャーで構成されるATDタフを採用する一方、18000番以降は新ドラグ機構「DRD」を搭載。1枚のプレートに8つの金属ローラーが搭載された全く新しい機構で、摩擦熱によるドラグ力の低下を抑制。長時間のファイトを余儀なくされるビッグゲームでも、スムーズな滑り出しを維持する。
遠投性能にも磨きをかけた。たとえ悪条件下でも、できるだけ遠くにルアーを届けたい。その期待に応えるために、従来のLC-ABSを再設計し、スプール糸巻部上側面をスプールリングに向かって二段テーパー形状にしたLC-ABS SWを新たに開発。これにより、ラインの摩擦抵抗が軽減され、キャスト後半のもうひと伸びをサポートしてくれる。
ビッグゲームのフィールドは、波かぶりや潮風により、塩分を含む水の浸入リスクも極めて高い。そのため、ラインローラー部・ピニオン部・ハンドル軸部の回転部3箇所にマグシールドを実装。大型スピニングリールでは唯一の完全防水とした。
大型クロマグロを代表とする超大型魚を獲るためのラインキャパ、パワー、巻きスピードを追求し、ビッグゲームシーンを牽引するトップアングラーからの熱い期待に応えた25000-P。
標準自重(g):950
巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):118
ギア比:4.4
標準巻糸量PE(号ーm):10-360_12-300
ハンドルアーム長(mm):90
最大ドラグ力(kg):30